お部屋の模様替えや引っ越し、さらに転勤や結婚といったライフスタイルの変化などで、家具や家電を手放すことがあります。
これまで不要な家具家電は「リサイクル業者に買い取ってもらう」「粗大ごみとして引き取ってもらう」といった方法で処分するのが一般的でしたが、
フリマアプリの広がりや、環境意識の高まりから、処分ではなく「譲渡する」「売る」という動きが広がっています。
引取手がいれば、まだ使えるものも捨てずに済みますし、相手に喜んでもらえるので一石二鳥ですよね！
ここで問題になってくるのが「荷物をどうやって送るか」です。
大きなサイズの荷物は、宅急便では対応出来ないことが多いです。
だからといって引っ越し業者に依頼すると、人件費などでコストが高くついてしまう恐れも。
家具家電ひとつであれば、業者に依頼するよりも自分で運んだ方が経済的かもしれません。
しかし慣れない荷物の運搬は、故障や破損など事故のリスクがつきまといます。
荷物を守り、事故を防ぐためにも、しっかりと梱包作業を行う必要があります。
そこで、自分で家具家電を梱包する場合のコツをご紹介させていただきます。
今回は「冷蔵庫」編です！
冷蔵庫の梱包には下準備が必要！
冷蔵庫は、梱包をする前に「水抜き」の作業を済ませておく必要があります。
作業を怠ってしまうと、運搬などを行なっている際に水漏れが起き、冷蔵庫本体が破損する恐れがあります。
こちらでは基本的な水抜きのやり方をご紹介します。
冷蔵庫の水抜き方法
①冷蔵庫の中身を空にし、ドアを開けます。
②冷蔵庫の電源を切ってコンセントを抜き、一日ほど置いておきます。
③蒸発皿に溜まった水を捨てます。
※注意※
蒸発皿の位置は、冷蔵庫の下や背面など機種によって異なります。中には蒸発皿がないタイプのものもあります。また、冷蔵庫によっては、水抜きの前に霜取りの作業が必要になる場合があります。
あらかじめ取扱説明書で確認し、それぞれの冷蔵庫に適した方法で、作業を進めましょう。
水抜き作業はこれで完了です！
梱包作業に入っていきましょう。
用意するもの
巻き段ボール
段ボールをロール状に巻いた梱包材のことです。通販サイトやホームセンターなどで購入できます。
エアキャップ（プチプチ）
ビニール製の緩衝材のことです。面積があるロール状のものがお勧めです。通販サイトやホームセンターなどで購入できます。
ハサミやカッター
布テープ
ガムテープ
家具家電の梱包は、慣れていないとなかなか大変な作業です。
高級なもので特に傷をつけたくない、サイズが大きすぎて作業が難しい、という場合は
無理せず業者に相談しましょう。
冷蔵庫の梱包方法
①冷蔵庫の前面、側面、背面をエアキャップで覆います。
②その上を段ボールで覆います。
③更に巻き段ボールで梱包します。天井や底もしっかり包みましょう。
④ガムテープでしっかり止めます。
梱包をすると前後が分かりにくくなりますので、ダンボールの上からマジックで印などをつけておくと安心です。
☆巻き段ボールの代わりに毛布を巻いてもOK！
その場合は、冷蔵庫のドアや中のトレイを、布テープで固定しておくと破損のリスクが減って安心です。
以上が梱包方法になります。
運搬時の注意点
冷蔵庫の運搬は、本体を横に寝かさず、立てたまま行うのが基本です。
一時的に横にしたり、斜めにしたりするのは問題ありませんが、
長時間寝かせると、コンプレッサー内のオイルが冷却システムに流れ込み、故障してしまう恐れがあります。
トラックに載せるときは、必ず立てたまま積み込んでください。
その際は荷台で冷蔵庫が倒れないよう、ロープなどで固定しましょう。
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